スウォッチの使い方、基本・保存方法編です。
イラストレーターでは、スウォッチライブラリから色々なカラーを選択する事が出来ますが、カラーの保存は基本的にはドキュメント単位で行われますので、別のドキュメントで同じカラーを使い回す時は、スウォッチライブラリなどで別途に保存する必要があります。
保存方法は2種類あります。
スウォッチライブラリーに保存するか、もしくは新規ドキュメントプロファイルとして登録する方法の二通りです。新規ドキュメントプロファイルに登録すれば、新規ドキュメントを開く度に同じ設定のスウォッチが利用出来ますから、便利でおすすめです。
以下の操作画面は、イラストレーターCS3 mac版になります。
カラーのスウォッチへの登録方法
自作カラーの登録
カラーを自作するには、カラーパレットにあるCMYKの各スライダーを左右に動かします。
ブルー色が、こんな色になりました。
自作した色をスウォッチに登録したい時は、カラーパレットからスォッチパレットへマウスでドラッグします。
スウォッチライブラリを開いて、好きなカラーをドラッグしても同じように登録出来ますが、スウォッチへのカラーの登録はドキュメント単位で行われますので、他のイラストレータードキュメントには反映されません。
自作ウォッチを他のドキュメントで使用するには、スウォッチの保存をおこなう必要があります。
スウォッチライブラリとしての保存方法
スウォッチを自作して目的別にライブラリを作ったり、他の人に渡す場合には、スウォッチライブラリとして保存します。
スウォッチパレットの右上のアイコンをクリックします。
スウォッチライブラリーをillustratorとして保存を選択します。
スウォッチに名前をつけて保存します。
かなり深い階層ですね、パスは、Macintosh HD/ユーザー/自分のホーム/ライブラリ/Application Support/Adobe/Adobe illustrator CS3/Swatches になります。
保存したスウォッチを呼び出すには
スウォッチパレットの右上をクリックして、スウォッチライブラリを開くを選択して、ユーザー定義から、目的のスウォッチファイルをクリックします。
自作スウォッチが開きます。
新規ドキュメントプロファイルとしての保存方法
自作スウォッチを新規ドキュメントプロファイルに登録すれば、新しくドキュメントを開く時に、自動的に登録したスウォッチが表示されますので、常に利用したいカラーは、この方法で保存すると便利です。
例として、新規ドキュメントプロファイル・プリントへの登録方法です。
プロファイルの階層もかなり深い場所にあります。
Macintosh HD/ユーザー/ユーザー名前/ライブラリ/Application Support/Adobe/Adobe illustrator CS3/New Document Profiles/プリント.ai
この、プリント.aiを普通にイラストレーターで開きます。
プリントスウォッチの初期設定はこんな感じです。このスウォッチに登録したいカラーを追加します。
追加したら、プリント.aiを上書き保存します。
ショートカットキー 【comand】+ S
以上の手順で、新規プロファイルのスウォッチの設定が上書き保存されました。
試しに、新規ドキュメントをプロファイル、プリントで開きますと、
先程、保存したスウォッチが表示されます。
新規ドキュメントプロファイルの初期設定方法
以下の初期設定方法は自己流なので、他に良い方法があるかもしれません。
(フォトショップならスウォッチの初期化ボタンがありますが・・・)
プリントの初期設定スウォッチです。これを、プロファイルにコピペすれば、スウォッチの初期化が出来ます。
先程と同じ方法で、新規ドキュメントプロファイルからプリント.aiを開きます。
次にスウォッチから、上記の2つだけ残して、他のカラーはゴミ箱に捨ててしまいます。
スウォッチパレットの右上のアイコンをクリックして、スウォッチライブラリを開く/初期設定スウォッチ/プリントを選択します。
初期設定のプリントスウォッチが開きます、これを全部スウォッチにドラッグして上書き保存すれば、新規ドキュメントプロファイルのスウォッチを初期状態に戻す事が出来ます。
以上、スウォッチの登録や保存の方法でした。
(つづく)
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